恐るべしハロウィンの経済効果

 

ハロウィンの経済効果は、想像以上だ。

アメリカでは、日本円にして5000億円以上もの経済効果。
日本でもここ4年間で市場は2倍に拡大し、今年はバレンタインを追い抜いての
1000億円以上ものお金が動いたことになる!
 
沖縄出身の私にとって、ハロウィンはとても身近で、
ごく当たり前のように近所を回っていた。
 
アメリカン住宅に囲まれていた実家でも、
毎年10月31日になると盛り上がっていたなぁ、と、
懐かしい気持ちになると同時に、まさか東京でもこんなに盛り上がることに
なるとは、と驚きを隠せないのである。
 
変わりゆく時代。
 
手のひらの上で転がされているのは分かっていても、
ついつい楽しんでしまう自分がここにいる。
 
そういえば、以前こんなことがあった。
 
ある日、沖縄で
Trick or Treat (トリック オア トリート)
 
をするために近所の子供たちと仮装して家を出ていくとき、
父が急に、こんなことを言い出した。
 
「お菓子をもらったら、お礼にこれを持っていきなさい」
 
なんと、持たされたのは、毎月我が家に青森から
定期便で注文していた「りんご」
 
りんごって、意外と重い。
 
こんなに重いりんごをもって歩くのは、小学生にとって
結構大変。
 
もちろん、「やだ」と反論。
 
すると、
 
「何かもらうだけではダメじゃないか!」
 
急に怒り出した父をこれ以上怒らせないために、
一人10個ずつくらい手に持って、
お菓子をくれたアメリカ人の方々に渡していた
奇妙なハロウィンのことを、今でもよく覚えている。
 
そういや、アメリカ留学中には、こんなこともあった。
 
部活のメンバー5,6人で仮装をして町に出かけたが、
そのうちの一人が迷子になってしまい、
携帯電話もつながらなくなってしまった。
 
終電を過ぎても諦めずに探していたが、結局見つからず・・・。
 
日本風に、ということで「はんてん」を着て
仮装していた私。
 
始発を待って翌日、「ハロウィンの迷子」のように
「はんてん」の恰好で電車に乗ったときの恥ずかしさは、
想像に難くない。
 
来年もきっと、盛り上がってくれるのだろう。
経済効果はいったいどれくらいになるのか、
今から気になっている私なのだ。
 
 
※またやーたい!
 
※注釈:うちなーぐち(沖縄の方言)で「またね!」